軍師が聞く!頂上対決

「軍師が聞く!頂上対決」 2011/03月 Part7

平成23年03月03日 木曜日
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さて、今週もはじまりました頂上解説。
あれ? 今週は作者取材のためお休みじゃないのかって?
毎週PC前で正座して頂上解説を待っていてくれる殿の為に
なんと今週は兄・田中一郎に代わりまして二郎がお届けします!
何を隠そうこの二郎、兄の影武者を勤めること早二十……

え? 早く始めろって? 
もう〜、自己紹介くらいさせてくださいよ!
それがし8週間も出番を待っていたんですから!

コ、コホン! それがしとしたことが、つい取り乱してしまいました!
え〜、今回は武田の智将・真田幸隆殿をお迎えしております。

軍師:
幸隆殿、よろしくお願いします!
幸隆:
うむ。おぬしは確かヘタレ軍師の田中一郎殿だったと記憶する。
よろしく頼む。
軍師:
ちょっと! それがしはヘタレでも一郎でもない、
兄より優れた弟★二郎ですぞ!
幸隆:
……………。
私には同じにしか見えぬが……。まあ良い。
ギャラがたったの6文なので、さっさと終わらせたい。始めるぞ。
軍師:
こらっ! 内部事情を漏らしてはダメです!
で、では気を取り直して……
「オフィス加藤軍 VS 馬龍☆軍」の戦に
まいりましょうぞ!
幸隆:
“オフィス加藤軍”が宿業の陣デッキ、
“馬龍☆軍”が疾風の陣デッキか。
なるほど、これは見所のありそうな陣形対決だな。

【ポイント1】
鉄砲を壁にして槍を生かす

軍師:
最初のポイントは62カウントで“オフィス加藤軍”が
鉄砲部隊を壁にしているシーンでしょうか。
幸隆:
うむ。弾を打ち切った鉄砲兵は無用の長物と思われがちだが
この様に相手に自分の槍を消されないように
壁として用いる
ことが肝心だ。
軍師:
それがし、普段は鉄砲兵を後方に控えさせがちです……
どうしたら思い切った用兵ができるのでしょう?
幸隆:
確かに鉄砲は騎馬の突撃に弱いので後方に下げがちだが、
槍で騎馬を上手くけん制するためにも
押し合いに参加させるのがコツになってくる。
軍師:
なるほど! “オフィス加藤軍”は試合の至る箇所で
この戦術を用いているのが流石と言ったところですな!
幸隆:
自称一流軍師のおぬしになら朝飯前であろう?
軍師:
もう〜! 自称とはなんですか!
それがしこそ名軍師・田中一郎を影よりささえる天才軍師……
幸隆:
一度そのおめでたい頭を我が炎で焼き尽くそうか?
軍師:
ひ、ひぃっ! つ、次のポイントに参りましょう!
鉄砲隊も押し合いに使え!

【ポイント2】
誘導の術で槍・騎馬の連係を崩す

幸隆:
次に注目したいのは37カウントで“オフィス加藤軍”が
関口の計略「誘導の術」を使ったところだ。
軍師:
これは高度な判断ですなぁ!
一体なぜ敵の高坂殿と小幡殿を一緒に計略範囲に入れたんでしょう?
幸隆:
騎馬は相手の槍先が出ていると突撃して攻撃することができぬだろう?
小幡と高坂の連係状態を崩すことで相手に攻撃させない
というのが狙いだ。
軍師:
ふむふむ。高坂殿の計略はとても強力ではあるが、
槍のフォローなしには活きないということですな。
幸隆:
その通りだ。
というか、そんな事も分からずに軍師を名乗っているのか、おぬしは。
軍師:
じ、実はそれがし……
幸隆:
ん?
軍師:
ここで幸隆殿に重大な秘密をカミングアウトすると、
せ、戦場では軍師として未経験なのです……。
幸隆:
な、なんと!
机上の空論だけで私と渡り合おうとは、意外と大胆な男なのか。
どうだ、私の元で兵法を学んでみるか?
軍師:
幸隆殿!
どうかこの若葉マークな二郎を鍛え上げてくだされ!
幸隆:
いいだろう。
だが、おぬしほどの初心者となると
多少手荒な方法を用いねばならんな……
軍師:
ゴ、ゴクリ……!
とりあえず、次のポイントをお願いします!
妨害計略で
うまく相手の連係を崩せ!

【ポイント3】
甘粕で忍の出浦を探しにいく

幸隆:
最後になるが、これはかなり重要なポイントだ。
二郎よ、おぬしなら自軍に忍部隊がいたら、どのように用いる?
軍師:
どきっ!
幸隆殿に呼び捨てにされると悪い気がしないのは何故だろう。
そ、それがしなら忍はこっそりと端攻城に向かわせますぞ!
幸隆:
そうであろう。
では、逆に相手に忍部隊がいたらどうする、二郎?
軍師:
は、はいっ!
じ、自分なら端攻城をされないように
騎馬などで戦場全体を警戒します!
幸隆:
上出来だ。
終盤12カウントの場面では
“馬龍☆軍”の出浦が虎口や攻城を成功させていれば
“オフィス加藤軍”は負けていた可能性すらある。
常に相手の一手先を読む動きを意識するのが、真の名将というものだ。
軍師:
では、正解したそれがしはめでたく
幸隆殿の専属軍師にでもしてもらえるのでしょうか?
幸隆:
そうだな……
軍師:
(どきどき……わくわくてかてか……)
幸隆:
足軽からはじめてみようか。
軍師:
もう〜〜〜!
せめて足軽小頭くらいにしてくださいよ〜〜!
相手に忍がいるときは
常に戦場全体を意識せよ!

■解説を終えて……

軍師:
さて、今回の解説を振り返ってどうでしたか?
幸隆:
万策幸隆。
軍師:
え?
今なんと?
幸隆:
いや、ちょっと言ってみたくなっただけだ。
気にしないで欲しい。
軍師:
気になって夜も眠れなくなりそうですけど!
幸隆:
うむ。今回の試合はかなりハイレベルで見ごたえも充分だった。
是非私も戦場で活かしたいと思う。
軍師:
最後までそれがしを翻弄しないでくださいよ〜〜!

■今週のおまけ

軍師:
時に幸隆殿には恭雲院殿という素敵な奥様がいると聞きましたが。
幸隆:
扱いを間違えなければ優秀な妻だ。
軍師:
と、申しますと?
幸隆:
怒らせると命を危険にさらすことになりかねなん。
軍師:
た、例えばそれはっ……!
っひ!!
今首筋に冷たいものが……。
幸隆:
言い忘れていたが、妻は優秀な忍だ。
すでに二郎のすぐ後ろに控えている可能性は充分にある。
そのうち、ここのゲストとして紹介してやろう。
軍師:
ど、どうか命だけはお助けを〜!!