軍師が聞く!頂上対決

「軍師が聞く!頂上対決」 2011/04月 Part8

平成23年04月28日 金曜日
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お疲れ様でごさる、殿!
先週は危うい目にあいかけましたが……
なんとか、逃げ延びてまいりました。

しかし、拙者の悪評が全国規模で広まり……
しばらくは、女性ゲストは期待できないかもしれませぬ。とほほ……

だからといって、頂上解説を1クールで打ち切るわけにもいかないでござる!
気を取り直して第13回、まいりましょうぞ!

さて、今回のゲストは……
前田利家:
俺だっ!
軍師:
おまつ様がよかったでござる!!
前田利家:
い、いきなりそれか!
軍師:
はっ、申し訳ありませぬ……
ついつい本音が。
前田利家:
どうしようもねえ奴だな。
まあ、この槍の又左の名解説を聞けば、そのふざけた態度も改まるだろう。
軍師:
はいはい。股の槍自慢はもう結構でござる!
前田利家:
い、意味が違うわっ!!
軍師:
さて、下品な利家殿は無視して……
今回は、「たつを軍 VS 雲のジュウザ軍」の戦いでござるな。
前田利家:
”たつを軍”が武田信玄を中心とした5枚デッキ
”雲のジュウザ軍”が上杉謙信を中心とした5枚デッキだな。
言っておくが今回は、超ハイレベルな戦いだぜっ!
軍師:
アバウトな表現でござるな……

【ポイント1】
“雲のジュウザ軍”の開幕配置

前田利家:
おおっと、開幕からいきなりかい!
最初のポイントが来たぜ来たぜ!!
軍師:
いきなりざっくりしているでござるな……
どこがポイントなのでござる!?
前田利家:
見てわかんねえのか!?
“雲のジュウザ軍”の部隊配置だよ!
軍師:
ほう……ほぼ全部隊を、大筒の反対側に配置しているでござるな。
これにどういう意味が……?
前田利家:
え? そりゃ、お前アレだよ。
軍師:
え……「アレ」とは!?
まさか、よくわかっていないとか……
前田利家:
わかっているに決まってるだろうが!
ただ、言葉にできないだけだ!!
文句あるか!!
軍師:
文句あるでござるよ!
言葉にしないと解説できないでござる!
言葉にしないと、気持ちが伝わらないでござる!!
女はいつだって、「愛している」の
一言を待っている
のでござるぅ!!!
前田利家:
わ、わかったよ!
照れくさいが、今度おまつに言っておく。
軍師:
拙者の気持ちがわかっていただけたでござるな。
……って、違うでござる!
先に解説をしてくれでござるよ!
前田利家:
ううむ、なんとかやってみるか……
まず、両軍のデッキ構成は似ている
ここまではいいな?
軍師:
見ればわかるでござる!
しかし、“たつを軍”の方が総武力が高い上、伏兵もおりますな。
前田利家:
そのとおりだ。“雲のジュウザ軍”は開幕のぶつかり合いに不利なわけだな。
軍師:
実際、“たつを軍”は高統率の武田信玄で乱戦しつつ、
後ろから槍足軽で援護して、このぶつかり合いを制しましたな。
前田利家:
そのとおりだ。これも、開幕時のアドバンテージを知っているからこそ
「相手も自分も突撃できない状況」にあえてしたように思えるぜ。
軍師:
あくまで堅実に、戦果を得ようとしたわけでござるな!
ううむ、勉強になるでござる!
前田利家:
だからこそ、“雲のジュウザ軍”の配置は考えられたものだった。
大筒側から攻め込めば、押し込まれて大筒を占拠されてしまうからな。
軍師:
転ばぬ先のなんとやら……
自分が劣勢になる時のイメージもできているわけでござるな。
女性関係で失策続きの拙者も見習いたいでござる!
戦いが始まる前に、
試合全体の流れを考えろ!

【ポイント2】
76カウントの迎撃

前田利家:
なんかもう、ずいぶんとしゃべった気がするが……
次のポイントだ。
ええと……76カウントあたりの攻防だな。
軍師:
ま、まだ76カウントでござったか!
先が長そうでござるな……
前田利家:
“たつを軍”の武田信玄が、“雲のジュウザ軍”の絶姫に突撃をしかけるが
そこを見事に迎撃したところがポイントだ!
軍師:
確かに、上手かったでござるが……
それほど、珍しいプレイではない気がするでござる。
前田利家:
ふっ、まるで甘いな!
もしここで、信玄の突撃をくらったら絶姫は撤退していただろう。
しかし、ここで撤退しなかったことが、後で大きな意味を持つんだ!
軍師:
な、なんと!
早く続きを言うでござる!
前田利家:
……来週でいいかな?
普段、あまり頭を使わねえから頭痛が……
軍師:
し、しっかりするでござる!!
前田利家:
ええと……60カウントで、絶姫が信玄の計略を封印することに成功したよな?
軍師:
た、確かに!
撤退しなかったからこそ、ここで絶姫は計略を使えたわけでござるな。
そして、“雲のジュウザ軍”はリードを奪い返した、と……
前田利家:
そのとおりだ。
1つの迎撃が、試合を通じて効果を
発揮しているんだ!
軍師:
ううむ、深い! 深いですぞ!!
前田利家:
さらに言えば、この後小幡昌盛が城から出てくるが……
“雲のジュウザ軍”はそこで武田信玄が
「風林火山」を使うことを予想して

謙信を櫓越しに引かせ、信玄の突撃を防いだプレイも見事だったぜ。
軍師:
どこまでも芸が細かいですな……!
確かに、超ハイレベルな激突でござる!
常に騎馬隊への牽制を怠るな!

■解説を終えて……
軍師:
いやあ、見所が多い試合でござった!
利家殿も、ご苦労様でございましたな!
前田利家:
試合を通じて、両軍とも迎撃をする努力を怠っていなかった。
同じ槍使いとして、そこが素晴らしいところだと感じたぜ。
軍師:
地道な努力が、明日への一歩でござるな!
前田利家:
たまにはいいこというじゃねえか……
あと、23カウントからの、両軍死力を尽くした攻防も見事だったが
ここは解説するのも野暮というもんだ。
軍師:
め、面倒なだけでは!?
前田利家:
無粋なことを言うな!
こういうのはな、人の話を聞くより自分で何を感じるかが重要なんだよ!
考えるんじゃねえ、感じるんだ!!
軍師:
Don’t think,feelでござるな!
拙者も嫌いじゃないでござる!
前田利家:
おう。それが、ひいてはドラゴンへの道……じゃなくて
覇王への道につながっていると思うぜ!

■今週のおまけ
軍師:
さて、時間も少し余っているというわけで
利家殿に聞きたいことが……
前田利家:
言っておくが、おまつの話をするのは禁止だぜ!
軍師:
む、先に釘をさしてくるとは……!
じゃあもう、聞きたいことはないでござる!!
前田利家:
や、やっぱりおまつのことだったか!
軍師:
さっさと来週のゲストでも紹介するでござるよ!
前田利家:
おい! 俺に聞きたいことは他にないのかよっ!
俺だって、けっこうドラマチックな人生を……
軍師:
それは、今度来るときで結構でござるよ。
前田利家:
つ、次はいつだよ!?
軍師:
たぶん、200回以上先でござろうか。
前田利家:
ふざけやがって……
てめえがそういう態度なら、次はとんでもねえゲストを呼んでやるからな!
軍師:
そ、そういうのは卑怯でござるぞっ!
前田利家:
じゃあ、何か聞けっ!
軍師:
なんという駄々っ子ぶり……
仕方ないでござるな。
じゃあ、ひとつだけ……
前田利家:
おう、何でも聞いてくれっ!
軍師:
利家殿は、かつて犬千代と呼ばれていたころ
信長殿の小姓を務めていたそうでござるが……
その頃、信長殿と……
前田利家:
その件に関しては、
ノーコメントでお願いします。
軍師:
ひ、人がせっかく聞いてあげたのに!
前田利家:
うるせえっ! てめえが下世話な質問するからだろうがっ!
やっぱり来週、とんでもねえ奴を呼ぶことに決めた!!
軍師:
ひ、ひどすぎるでござるぅ!!