軍師が聞く!頂上対決

「軍師が聞く!頂上対決」 2011/06月 Part12

平成23年06月03日 金曜日
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ほほほ! 今週も頂上解説、はりきってまいりましょうぞ!
拙者の記憶が確かならば、先週のゲスト・斎藤道三殿の紹介で
帰蝶様がゲストに来るはず……
ちょっと遅れているようですが、久しぶりの女性ゲスト!
拙者、1時間でも2時間でも待ちますぞお!!



鳥居元忠:
お待たせしました!
軍師:
……おや?
鳥居元忠:
少し、道が混んでおりまして。
遅れて申し訳ありませんでした!
軍師:
……いや、そういう問題ではなく……
今週のゲストに呼んだ覚えが、まったくないのでござるが。
鳥居元忠:
な、なんと!
今週の頂上解説に、ついに我が殿・松平元康様が出ると聞いて
駆けつけてきたというのに……
そんな馬鹿な!!
軍師:
そんな馬鹿なことが起こったのでござる。
鳥居殿は、ゲストではござらん!
鳥居元忠:
元康様の合戦だというのに、私以外の者がゲストですって?
ありえません、認めません!!
軍師:
い、いや……そう言われても……
鳥居元忠:
今回は、「KID徳文†軍 VS マハカン軍」の戦いですね!
軍師:
か、勝手に始めてしまったでござる!
鳥居元忠:
お互いのデッキ構成は、
“KID徳文†軍”が織田信長を中心とした5枚デッキ、
“マハカン軍”が我らが主君! 松平元康様を中心とした5枚デッキです。
軍師:
な、なんという強引さ!
このまま始めるしかないでござるか……
とほほ……

【ポイント1】
その後の展開を考えて味方部隊を撤退させない

軍師:
まったく、しょうがないでござるな……
もう、鳥居殿がゲストでかまわないので、解説はしっかりやってほしいでござる!
鳥居元忠:
望むところです!
軍師:
では、最初のポイントをお願いするでござる。
鳥居元忠:
はい! まず、“マハカン軍”が掲げている旗ですが……
軍師:
……旗?
鳥居元忠:
「厭離穢土欣求浄土」と書かれているでしょう?
これは、桶狭間の合戦の後、元康様が三河国大樹寺へ逃げた際に……
軍師:
そ、そういう解説ではないでござる!
ほら、たとえば開幕の大筒の取り合いのところでござるが
“マハカン軍”は敵部隊を殲滅させ、味方をほとんど撤退させずに
兵力がぎりぎりの状態で帰城させているところとか……
鳥居元忠:
三河の武士は、最後の一兵となっても戦うのが常識!
わざわざ取り上げるのは、逆に失礼ですぞ!!
軍師:
こ、これは久しぶりに難しいゲストが来てしまったようでござる……!
鳥居元忠:
……とはいうものの、うまく櫓をかわして佐久間を撃破した
直虎様の突撃は華麗でしたね。
さすが、直虎様です……素敵です……
軍師:
おや? ずいぶんと井伊直虎を褒めますな。
もしかして、鳥居殿は直虎を……
鳥居元忠:
三河の武士は、色恋沙汰に興味はござらん!!
軍師:
い、いや……まだ何も言ってなかったのでござるが。
鳥居元忠:
それに、直虎様を呼び捨てにするなど! 失礼ですぞ!!
軍師:
なんとわかりやすい……
それはともかく、松平元康“様”の計略「忍従の陣」は
徐々に武力を上がる
ので相手より先に足並みをそろえて、計略を使いたい
ところでござる。
鳥居元忠:
耐えて忍ぶのが三河武士の美徳ですから!!
軍師:
……そういう意味では、4部隊を撤退させずに帰城させた!
“マハカン軍”の兵力管理はお見事でござったな。
鳥居元忠:
まとめると、三河武士の心意気が敵に勝ったということでしょうか。
軍師:
もう、そういうことでいいでござる!
兵力管理を徹底させ、
次の展開へとつなぐのでござる!

【ポイント2】
奥義の効果カウントの差による駆け引き

軍師:
さて、次のポイントでござるが……
お任せして大丈夫でござるか? 鳥居殿……
鳥居元忠:
ご安心ください!
“マハカン軍”に関口氏広殿がいますが……
軍師:
ええ。
鳥居元忠:
瀬名様のお父様です。
つまり、元康様の義理の父親になるわけです。
軍師:
は、はあ。それがなにか?
鳥居元忠:
わかりませんか?つまりこの男は……
その地位を利用してデッキに入っているのです!
軍師:
そ、それは考えすぎでは……!
鳥居元忠:
本来ならば、元康様は私を使いたかったはず……
元康様……どれほど無念だったことでしょう!!
軍師:
お、落ち着いてくだされ!
それに、何度も言いますがそんな解説は求めていないでござる!!
鳥居元忠:
なんですと?
ならば、他にどんなポイントがあると?
軍師:
ええと……たとえば、40カウントで“KID徳文†軍”が
奥義「天羽々斬」を使用しているところでござるが……
“マハカン軍”は少し遅れて、38カウントで奥義「鬼丸国綱」を使っているでござる。
鳥居元忠:
それはつまり、耐えて忍ぶのが……
軍師:
そ、それはわかったでござる!
「天羽々斬」と「鬼丸国綱」はともに武力上昇の奥義でござるが、
「鬼丸国綱」は「天羽々斬」より武力上昇する数値が大きい分、
効果時間が短くなっている
でござる。
鳥居元忠:
なるほど。だからこそ、元康様はギリギリまで使わずに粘ったわけですね。
軍師:
わかっていただいて、なにより……
どの場面で奥義を使うのが最も効果的か。
それを考えて奥義を使うことが、上級者への道につながるのでござるよ!
効果が最大限に発揮できる箇所で
奥義を使うでござる!

【ポイント3】
相手を虎口に入れさせない

鳥居元忠:
…………………
軍師:
どうしたのでござる? 急に無口になられましたが……
鳥居元忠:
……ここだけの話ですが。
どうも、松平軍にスパイが紛れ込んでいるようなのです……
軍師:
ス、SPY!?
鳥居元忠:
残り12カウントから注目してください。
“KID徳文†軍”が信長殿の「天下布武」を使っています。
この段階で、“KID徳文†軍”は虎口に入れなければ敗北が濃厚です。
軍師:
ふむ、そうでござるな。
鳥居元忠:
問題はこの後です。
“KID徳文†軍”の虎口侵入を止めるために、
見たこともない武将

“マハカン軍”の城門前に立ちはだかっているのです!
軍師:
え!? いや、この方は……
鳥居元忠:
しかも、戦場だというのに鎧もつけていないとは……
正体を隠すためとはいえ、これは勇敢を通り越して無謀です!
軍師:
いえ、この方は足利義輝殿でござる。
鳥居元忠:
な、なぜ足利将軍が松平軍に!?
まさか、将軍の地位を利用して……
軍師:
ち、違うでござるよ!
複数の武家の武将が、一つのデッキに入るのは普通のことで……
鳥居元忠:
ああもう、なにがなんだかわからない!
軍師:
そ、それはこっちの台詞でござる!
この状況をまとめますと、“KID徳文†軍”の虎口侵入を止めるため
“マハカン軍”は足利将軍の「秘剣一之太刀」で対抗しているでござる。
将軍がチャージしているかぎり、近寄ることはできませぬからな。
鳥居元忠:
でも、結果的にはダメージ与えてませんけど!
無駄になっちゃってますけど!
軍師:
……松平家以外の武将には、とことんいじわるでござるな。
確かに、ダメージを与えることはできなかったでござるが
効果時間が切れたときには、残り3カウント。
虎口を守るのに、十分な時間稼ぎとなった
でござる!
鳥居元忠:
……まあ、松平家以外の者にしては、健闘しているとは思いますが。
軍師:
この状況をなんとかしようとした“KID徳文†軍”も、鉄砲でチャージ中の
足利将軍を狙いますが、“マハカン軍”は他の部隊を壁にして
足利将軍にダメージを与えさせないことに成功しているでござる。
鳥居元忠:
なるほど……これは上手いプレイですね。
軍師:
そのとおりでござる。
ただ計略を使うだけではなく、他の部隊で計略使用中の部隊を
フォローできる
ようになると、上級者といえるでござろう!
鳥居元忠:
あ! でも、直虎様を壁にしています!
これは、一体どういうことですか!!
軍師:
も、もういいでござる!
計略でプレッシャーをかけ、
試合をコントロールするでござる!

■解説を終えて……
軍師:
ふう……鳥居殿の無駄な解説が多かったせいで
ずいぶんと時間を食ってしまったでござる。
今週はこのへんで……
鳥居元忠:
無駄とはなんですか!
私は、三河武士の心意気というものを……
軍師:
それはもういいでござる!
帰蝶様にはすっぽかされるし、今日は散々でござるよ!
鳥居元忠:
しょうがない人ですね……
なら、来週は私の友達を紹介しましょうか。
軍師:
……一応、聞くだけは聞くでござる。
鳥居元忠:
三河武士の中の三河武士……酒井忠次殿です!
軍師:
……やっぱり、自分で探すでござる。

■今週のおまけ
鳥居元忠:
…………………
軍師:
まだ帰っていなかったのでござるか!
それに、また黙り込んで……
鳥居元忠:
いえ、どうしても一つ気になることがありまして……
織田軍……もとい、“KID徳文†軍”が使っていたなのですが……
軍師:
ま、また旗でござるか!
鳥居元忠:
「勝軍大地蔵菩薩」と書いてあったでしょう?
あれは、確か武田家の旗のはずです。
どうやって手に入れたのでしょう……?
軍師:
あれは、別に武田家から分捕ったわけではござらん。
戦国大戦.NETでゲットしたのでござるよ!
鳥居元忠:
な、なんですと! そのようなものがあったとは……!
これは、帰って元康様に伝えねば!!
軍師:
いや、もう知っていると思うでござるが……
鳥居元忠:
うぉおおーーー!!
旗ぁあああーーー!!!
軍師:
自分が欲しいだけでは……