軍師が聞く!頂上対決

「軍師が聞く!頂上対決」 2011/06月 Part13

平成23年06月10日 金曜日
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梅雨空の広がる今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?
今週はわりと久しぶりに兄・一郎に代わりまして
名軍師☆二郎でお送りします!

兄ですか? それが先日……
「6月2日は本能寺の変が起きた日でござる! 警護にあたらねば!」
とか言い出しホームにしているゲームセンター『クラブセガ本能寺』に行ったきり帰ってこないのです。
本当は自分が気の済むまで戦国大戦をプレイして新家宝をゲットしたいだけなのですぞ!
その為に解説の仕事を弟に投げるなんて、それがしも困った兄を持ったものです!

おっと愚痴が過ぎましたな。
では今週のゲストを紹介……



山県昌景:
火の如く!!
軍師:
ひっ、ひぃっ!!!!!!
山県昌景:
おっと、すまねえ!
時間に遅れちゃならねえと思ってマイ軍馬を飛ばしすぎた!
軍師:
ちょっと! 馬に騎乗したまま田中家に上がるなんて非常識ですぞ!
山県昌景:
ん?
お前ひどいツラしてるが、もしかして俺の突撃をまともに喰らっちまったか?
軍師:

突撃はそれがしの軽い身のこなしで回避しましたが?
山県昌景:
よかった!
馬に蹴られたような顔してたんで心配したぜ!
軍師:
もう〜! 失礼にも程がありますぞっ!
山県昌景:
ははっ。 すまんすまん。
武田最強の俺の名に免じて許してくれっ。
軍師:
仕方ない御仁ですね。
では早速「黄金の鉄の塊軍 VS てんてん♪軍」の戦いを見てまいりましょう!
山県昌景:
“黄金の鉄の塊軍”が利家とまつ中心の5枚デッキ、
“てんてん♪軍”が話題のお鍋の方を中心とした6枚デッキだな。
うむ、なかなかに面白そうだ!

【ポイント1】
伏兵をあばくまでの押し引き

軍師:
“てんてん♪軍”のデッキは6部隊中、
ひい、ふう、みい…… なんと4部隊も伏兵がいるのですね!
山県昌景:
ああ。
こういう状況では開幕の伏兵のあばき方がかなり重要となってくるな。
軍師:
“黄金の鉄の塊軍”は94カウントの時点で
一度部隊を自城に戻していますね。
まだ“てんてん♪軍”の伏兵は2部隊残っているのに
何故一度引いたのでしょう?
山県昌景:
デッキの核となっている前田利家で伏兵を踏んだり、これ以上無理して
部隊を減らしてしまうとカウンターを喰らう危険があるからな。
賢明な判断だと思うぜ。
軍師:
なるほど。
でも“黄金の鉄の塊軍”の山内一豊殿は結局伏兵を踏んでしまっていますね。
山県昌景:
“てんてん♪軍”は“黄金の鉄の塊軍”が一度部隊を引かせることを読んで伏兵状態の奥平をもぐりこませていたんだ。 
軍師:
ふむふむ。
実に巧妙な押し引きが、この数カウントにぎゅっと凝縮されているのですな。
山県昌景:
これだけじゃねえ。
83カウントの葛山を攻城に向かわせたところに注目してくれ!
軍師:
普通に考えて“黄金の鉄の塊軍”は一度部隊を退却させたので
攻城はとりづらいですよね?
山県昌景:
ああ。 
だが、葛山の攻城を防ぎに城から出た部隊が伏兵を踏むとしたらどうだ?
軍師:
はっ! 佐久間殿が伏兵を踏んで大ピンチに!
部隊が減ってしまった“黄金の鉄の塊軍”は攻城を防ぎきれなくなってますな!
山県昌景:
二部隊を攻城に行かせ、伏兵を上手く当てる事に成功した
“てんてん♪軍”の作戦勝ちってことだ!
軍師:
伏兵を上手く使えば開幕に大きくリードを取れるのですね!
よしっ! それがしもカード化されることがあれば
特技には『伏兵』をつけてもらいますぞ!
山県昌景:
『伏兵』持ちって顔かあ〜?
軍師:
ちょっと! またそれがしの顔に文句をつけるつもりですか!?
山県昌景:
あまり気にするな!
男は顔じゃねえ、心だぜ二郎!
軍師:
とほほ……
フォローになってないですよ〜。
開幕は伏兵を上手く使って
アドバンテージを狙え!

【ポイント2】
癒しの陣の使い方

山県昌景:
次のポイントは70カウントで“てんてん♪軍”が「癒しの陣」を使ってる箇所だ!
軍師:
それがし、お鍋の方の計略ムービーが見たくて何度も実戦で使っているのですがすぐに各個撃破され、
計略の効果をあまり実感できたことがありません。
山県昌景:
……なんというか、動機が不純だな。
軍師:
山県殿、もしかしてドン引きしてます?
山県昌景:
い、いや。
断じてお前のことを軽蔑したりは……
軍師:
じゃあ、どうして目をそらすんですか!
山県昌景:
……まあ、人間色々あるよな!
俺も一軍の将として、その辺も受け止められる
大きな人間になってみせる!
しっかりついてこいよ、二郎!
軍師:
山県殿のまっすぐな姿勢を見ていると、
自分が情けなくなったりもしますが……
それがしも負けていられません!
是非「癒しの陣」の用兵術、ご教授くだされ!
山県昌景:
おう! その意気だ!
まずこの計略の特徴は何だと思う?
軍師:
効果時間、でしょうか?
山県昌景:
その通りだ!
「癒しの陣」は計略の効果時間が長い。
その分回復のスピードは控えめになっているが
効果時間をフルに使えばかなりの回復量を期待できるぜ!
軍師:
つまり部隊をできるだけ撤退させずに陣形内に入れておくことが肝要なのですね!
山県昌景:
ああ。
“てんてん♪軍”は陣形内で兵力の減った梁田を
葛山でフォローしながら後ろに下げている。
こんな風に部隊を上手く循環できたら言うことなしだな!
軍師:
なるほど〜。
山県昌景:
これに対して“黄金の鉄の塊軍”はまつの計略を前田利家にかけ
「癒しの陣」の効果が機能しないように妨害しているんだ!
まったく大した機転の利かせ方だぜ!
軍師:
両軍とも複数の部隊を用いて、上手く連係をとっているという訳ですな!
部隊の連係を体得しろ!

【ポイント3】
端攻城を狙う部隊の動き

軍師:
さて、最後のポイントとなりますが……
山県昌景:
ああ。
50カウント前後の端攻城に向かう奥平に注目してくれ。
軍師:

何の変哲もない端攻城に見えますぞ。
山県昌景:
“黄金の鉄の塊軍”の山内が端攻城に気付いて自城に戻っただろう?
軍師:
山内殿は「母衣衆の采配」効果で武力が上がっているので
奥平殿の攻城は絶望的ですなあ。
山県昌景:
そこで“てんてん♪軍”は“黄金の鉄の塊軍”が
山内以外の部隊がラインを上げたのを
見計らって、奥平の「精鋭戦術」を発動
させるのさ!
軍師:
むむむ!
山内殿と奥平殿の武力が同じになりましたぞ!
山県昌景:
武力が同じとなると兵力で負けている山内が先に撤退し
攻城をもらってしまうことは必至だ!
軍師:
これでまつ殿はかなりの時間を拘束されてしまったことに……
はっ!
山県昌景:
ん? どうかしたか?
軍師:
あの、まつ殿を……こ、こ、拘束……!?
不覚にも鼻血が……!
山県昌景:
……どうしてお前はそんなに脳内が桃色なんだよっ!
軍師:
な、なにを言いますか!
山県殿こそ、いつも「戦場をピンクに染めてやろう!」と恥ずかしげもなく叫んでるじゃないですか〜!!
山県昌景:
あれは「ピンク」じゃなくて「真紅」だっ!!!!
軍師:
本当ですか〜?
別に今更隠さなくても、それがしは大・丈・夫ですぞ♪
山県昌景:
……お前誰に向かって、そんな口きいてるんだ?
俺はな、武田最強の将・山県昌景だっ!
軍師:
おろ?
怒らせてしまいましたかっ?
山県昌景:
いけっ! 赤備え!
二郎に向かって、火の如く突撃だ!
軍師:
命だけはお助けを〜!!!!
戦場全体の状況をよく把握して
部隊を動かせっ!

■解説を終えて……
軍師:
ううっ……
本当に赤備えで生身のそれがしに突撃をかけるなんてっ……!
山県昌景:
ついカッとなっちまった。 悪かったな!
それにしても俺の突撃を喰らって生きてるなんて大したやつだ!
軍師:
殺すつもりだったんですか〜!
山県昌景:
その悪運と気骨の強さ、なかなか気に入った!
どうだ俺の部隊にこないか?
軍師:
なんとっ!
そ、それがしが天下最強の赤備え部隊に!?
山県昌景:
ああ。
馬小屋番とその周りの草むしりを頼む!
軍師:
くぅ…… やっぱりそんなオチですか〜!

■今週のおまけ
軍師:
山県殿と飯富殿はまことの兄弟と聞きましたが。
山県昌景:
いかにも、飯富虎昌は俺の兄だ。
軍師:
兄弟ゲンカなどはするのですか?
山県昌景:
するぜ。
毎回怪我人が出るのが困り物だけどな!
軍師:
うっ。 それは絶っ対に関わりたくないですなあ……。
して、どんなことが原因になるのですか?
山県昌景:
ケンカの原因か……
たとえばこの前、兄貴が謀反を起こそうとしてたんで
止めようとした時は、激しかったな。
軍師:
ど、どんな激しいケンカになったのです?
山県昌景:
まあ、合戦になったな。
軍師:
ケンカの域を遥かに超えてるじゃないですか〜〜!!!
山県昌景:
二郎は兄上とケンカしないのか?
軍師:
日常茶飯事ですっ。
兄は酒に酔うと他人の顔に尻をこすりつける悪癖がありまして……
山県昌景:
……お互い困った兄を持つと苦労するな。
軍師:
ですなあ〜。
山県昌景:
よしっ!
ここはお前の兄上の所に俺の兄上を送り込んで
俺たち弟がいかに優秀か証明してやろう!
軍師:
それは名案!
頼みましたぞ、山県殿っ!